“無料“に潜む危険性

“タダより怖いものはない“という言葉を聞いたことはありますか？
私はこれまでの人生でこの言葉を身を持って経験してきました。

ほとんどの人が無料という言葉を聞いて、ラッキー♪と感じると思いますが
今回はそんな方達に私が10代の時に経験した恐怖体験を通じて
無料という言葉に潜む危険性について改めて考えていただければと思います。

はじめに

この恐怖体験は私が18歳ぐらいの時に、あるキッカケで某有名メンズエステ店の1000円体験キャンペーンチケットをゲットした事によって起きた出来事です。

数十年前の話になるので、今の時代と比べとおかしく感じるところもあるかもしれませんが、こういった例は時代が変わるのに合わせて手法も変えて続いています。

是非現代にあるものに置き換えて読んでみてください。

撒き餌

とあるレンタルビデオショップをよく利用していた私は、バッグの中にあるチラシに目がとまりました。

最高のサービス

有名エステ店というだけあってサービスは最高のものでした。

普通の10代ですから、そんな体験を今までの人生でした事はもちろんなく
常にどきどきしている状態で緊張もしていましたが、私についてくれたスタッフの方達はとても丁寧で、今思えば1000円でそんなサービスが受けれるわけがないと気がつくべきでしたね。笑

ここからが本番

客側からするとサービスが終わった時点で本番終了ですが、お店側からすると
サービスが終わってからが本番です。

10代の世間知らずボーイに1000円でこんなサービスが受けれるわけがないと思い知らせてやらないといけませんからね、、、

そんなわけで、体験終了後に私は個室に案内されるわけです。

最初はサービスをしてくれていた女性から色々な説明を受け、そこから営業が始まりました。
軽い気持ちで体験に来ていた私は、まぁそうだろうなと軽く聞き流して断り続けていたのですが、そこから向こうが「こいつはいける😏」と思ったのか本気を出してきます。

ずっとサービスをしていた女性は席を外し、シニアマネージャーのような女性にバトンタッチされました。

そこからはもう地獄のような勧誘です、、、

勧誘内容をざっくり説明すると、50万円ぐらいするコースで
数10回のエステと自宅で使える機材と美容品がセットになったもの

10代で専門学校に通い、アルバイトで生活していた私は当然そんな金額が払える訳もなくもはや苦笑い。

早く帰りたいなと思っても全然帰らせてもらえません。
ほぼ軟禁状態です。

あの時私に怒りを露わにする技術があればすぐ終わったのでしょうが
気の小さい私はそんな事ができるはずもなく、、、

その時の記憶はもうあまりなく、何十分それが続いたのかも覚えていませんが
気づいた時には私は分割払いの書類にサインをしていました。

言い訳

エステの帰り道、後悔とゴリ押しに疲れた私は放心状態で帰路につきました。

そんな高額な契約をした事はもちろん友達にも親にも言えませんでした。

しかしなんの知識もない当時の私はただただ自分を納得させるためにひたすらこう自分に言い聞かせます。

これで長年悩んできた肌荒れが治るかもしれない。

こういう体験している人は同年代でなかなかいないだろうから
いい自己投資になった。

みたいな言い訳を自分に聞かせていました。

辛かったー、、、笑

実際のところ

では実際その高額エステを受けてどうだったのかというところですが、、、

結論…まぁ値段相応なのかな？

というのが正直な感想です。

流石有名エステ店だけあってサービスはちゃんとしているし、これにより肌荒れも少し改善しました。
それに加え色々なアドバイスをいただき、知識も増えました。

かといって完全に綺麗になったわけではありません。

疑問形にしたのは他のサービスを受けたことがなく、そういう業界の相場がわからないので比べることができないという事でハテナにしました。

ただ10代の世間知らずのお財布には大ダメージでしたね。

その後

全てのコースを終了し、元の生活に戻ると肌荒れは再発し、またエステに行く前と同じ苦しみが始まります。

今回は肌荒れの話ではないので軽く説明しますが。

個人的に肌荒れに1番の方法は

これらを実践すればエステに行かなくてもほぼ改善します。
洗顔に関しては、私が使用しているものは高額なものでもなく普通にそのへんで買えるニキビ用の洗顔ですし、それを使うようになってからエステに行った以上に改善しました。

そして多くの人が綺麗に洗いすぎだし、綺麗にすすぎ過ぎですね。
これじゃ人間が本来持っている油まで取り除いでしまいます。

話が完全にそれたので元に戻します！

学び

というわけで、何が言いたいのかというと

それなりのサービスを受けたかったら、それなりのお金を払わないといけない。

ということです。

そして無料、もしくは割引という言葉には裏があるという事を忘れてはいけません。

企業は多額の広告料を新顧客獲得の為に費やしています。
そしてそれをペイする為に必死に営業して私のようなカモを探しているわけです。

ただ知っておいていただきたいのは、それが悪い事というわけではなく
それが世の中の仕組みだという事。

是非皆さんには、私のような人間の体験談から何かを感じ取り、守る力を身につけいただきたい。

まとめ

長くなりましたが、個人的には色々勉強になったし、今こうしてブログを通じてこういった事を伝えることができているので結果オーライ！と思うようにしています。

こういう考え方ができるようになったのもそういった経験があったからで
それ故に現在は繊細ミニマリストとして本質的に生きる事ができています。

冒頭で述べたように、時代が変わるのに合わせて悪魔の囁きもいろんな姿で
皆さんを誘惑してきます。

今回の例だとチラシになりますが、今だとほとんどがネットの広告ですかね。
ネットサーフィンをしている時にポップアップで色々な広告を見ると思いますし、無料のアプリなどをダウンロードして広告まみれなんて事は日常茶飯事でしょう。

そんな時に皆さんには

なぜこのアプリは無料で成り立っているのか？
なぜこのサービスがこの金額で受けらるのか？

といった本質的なところに目を向けてみて下さい。

色々新しい世界が見えると思いますし。守る力も身につきます。

タダより怖いものはない

これは本当にその通りで、まさに先人の知恵です。
是非耳を傾けましょう。

そして無料や割引などの言葉に惑わされる事なく
本当に必要なものだけを、自分のタイミングで手に入れる力を
皆さんには身につけて頂きたいと思います。